プロジェクトを横断して業務の効率化に貢献する
プログラマとデザイナーの橋渡しをおこない、ゲーム開発に必要なツールやパイプラインを構築するテクニカルアーティスト(TA)を束ねるマネージャーを務めています。個別のプロジェクトだけでなく、ツール等を開発して複数のプロジェクトの効率化に寄与する仕事です。たとえば、ゲームエンジン用にデータを加工する際に、簡単な操作で加工できるツールを作成し、プログラマ、デザイナーの業務の効率化をはかります。必要に応じて私自身がツールの作成やデザインを行うことも多いです。
私は元々デザイナーとして入社しています。当時セガは数々の先鋭的なゲームプラットフォームを開発していて、独学でCGを制作していた自分にとってスキルを活かせ、技術力を磨ける場であると感じました。入社数年後に社内向けライブラリを作る部署に異動した際にプログラミングを覚えて現在に至ります。
一人ひとりがスキルを最大限に発揮できる環境を目指して
業務の効率化をはかるには、普段の業務でその部署のメンバーが何に困っているか具体的に把握することが欠かせません。忙しくて目先の作業に追われていると、当の本人がどこを改善すべきかうまく認識、説明できないことが多いものです。とくにプログラマとデザイナーでは業務への考え方が異なり、コミュニケーションロスが起こりやすいので、整合性を取ることが求められます。そのため、「こういうツールがほしい」と要望があった際には、実際に現場で作業する様子を見せてもらい、それに見合ったツールを考えたうえで「さらにこういうこともできるのでは」と提案することをチーム内で徹底しています。
入社以来、一貫して私が心がけているのは、様々な人との関係性、環境作りです。高い技術や能力を持った人が集まる中で、一人ひとりがスキルを最大限に発揮するためには、周辺環境や人間関係が安定してこそ。まずは相談に親身に乗ることを意識しています。
作ったツールを使ってもらった時に、「おかげで作業が楽になった」「時間がすごく短縮できるようになった」と直接感謝されることがこの仕事の一番のやりがいです。セガでは常に多彩なプロジェクトが進行中で、ツールの作成を通じて複数のプロジェクトの状況が把握でき、素晴らしい才能を持ったクリエイターと接することができるのもこの業務ならでは。また、そんな環境の中で育てた部下が他部署でほめられることも我が事のようにうれしいものです。
セガは人材とプロジェクトの宝庫。全社的に交流、効率化を促す仕組みを作りたい
普段から様々な事業部、プロジェクトチームとコミュニケーションを取っていますが、私自身はいち事業部に所属しているに過ぎません。セガは人材、プロジェクトの宝庫なので、ゆくゆくはTAを取りまとめ、すべての事業部に対して業務の効率化を提案できる仕組みを作っていきたいと考えています。
セガの強みは、とにかく大きくて多種多様ということです。タイトルごとにゲームエンジンがあって世界へ向けてオリジナルゲームをリリースできる――、皆さんもそんな環境で働いてみたいと思いませんか? きっとほかでは見聞きできないような経験ができると思います。
9:40 出社。メールチェック。前日のタスクと今日やることをまとめる。
10:00 前日実装したツールの機能や修正に問題がないか動作確認。
10:30 朝会でチームメンバーの作業と問題点を確認。
11:00 報告されたツールの問題点について、修正方針をTeamsですり合わせする。
12:00 昼休み。社食かキッチンカーか選択肢が多くて迷う。
13:00 チームメンバーから制作中のツールに関して仕様確認を求められ、打合せ後、仕様を策定。
14:00 プロジェクトのミーティングに出席。作業の内容と進捗を確認。
15:00 報告のあった問題を引き続き修正。上手く動かない部分を調べたところ、新たな機能を発見し、別のスクリプトで試す。
17:00 部門間TA情報共有ミーティングに参加。
17:30 チーム内で開発中のツールを確認。
18:00 開発中のアプリケーションで使うアイコンをデザインする。
18:30 日報を制作し、メールの返信、チャットの相談に対応。タイミングを見て退勤。退社後、ジムに行くことも。
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