ゲームを通じて世界のユーザーに感動体験を届ける
『龍が如く7外伝 名を消した男』『龍が如く8』のイベントシーンのパートリーダーを務めています。リアルな表現にこだわる『龍が如く』シリーズでは、実際に俳優に演じてもらい、その動きをデジタル化することでキャラクターの自然な動きを生むモーションキャプチャーが欠かせません。私はモーションキャプチャーの制作現場で撮影助監督、イベントシーンのライティングアーティストとして演出を行うほか、デジタルデータのチェック・修正など品質管理業務を担当しています。
モーションキャプチャーの制作現場は、何もない広い空間で本来あるべき背景やライト、キャラクターの衣装を想像しながら撮影が行われます。撮影助監督として、キャラクターが感情を強く打ち出すシーンではストーリーのねらいがきちんと伝わるデータになるように、ライティングアーティストとしては構図を考慮してキャラクターの魅力を引き立たせることを心がけています。
クリエイターのアイデアを集約して魅力的なシーンに仕上げる
シーンひとつとっても、俳優や監督によって解釈が異なるのが面白いところ。ユーザーが作品世界に没頭できるよう制作現場で出たスタッフの様々な意見や視点も参考に魅力的なシーンに作り上げていきます。イベントシーンはゲームの発売時に真っ先に紹介されることが多く、SNSで「いいね!」「この映像かっこいい!」など反応がダイレクトに返ってくるのがやりがいです。
ゲームを通して、私はこれまでに数えきれないほどの感動を体験してきました。私もさらに映像演出のスキルを磨き、自分が作ったゲームを通じて一人でも多くのユーザーに感動を届けることを目指していきます。
挑戦を恐れないセガの文化が新たなものを生み出す
私は元々ゲームが好きでこの業界に入り、映像会社で3Dのアニメーション制作を経験し、業界で自分の力を試してみたくてセガに応募。アニメーション作品からライティングセンスを買われ、新しい技術に取り組んでみたいと入社を決めました。
セガは常に新しいことに挑戦することを恐れない会社で、周囲には刺激を受けられる才能豊かな方がたくさんいます。社内に「ここで停滞してはいけない!」という暗黙の空気があり、ときにはプレッシャーになることもありますが、それが新しいものを生み出す原動力になっていると感じます。ゲームタイトルの開発は、世に出るまで数年かかるので、同じことを続けていると過去の技術を積み重ねたものしか作れない。私たちの仕事には常に先を見据えて発想していくことが求められます。新しいことに挑戦していきたい人に向いていますし、ぜひそういう方と一緒に仕事をしたいと思っています。
10:30 始業。その日のスケジュールを確認。
11:00 PV用素材の準備の手配など、チームメンバーへ指示出し。
12:30 昼休憩。社食かキッチンカーで弁当を買い、自席でゲームをチェックしながら食べる。
13:30 打合せに向けた資料の準備。
14:00 イベントシーンの打合せ。課題を議事録にまとめる。
16:00 打合せの結果を受け、どういったシーンを作るかメンバーに指示出し。
17:00 デザイン業務に従事。納品されたモーションデータのチェック・修正を行う。
19:30 終業。
STAFF INTERVIEWS