文化の違いを越えて、ゲームの魅力を世界のより多くの人に届けたい
プランナーとしてこれまでに『初音ミク -Project DIVA-』『新サクラ大戦』『ソニックフロンティア』の開発に携わってきました。2023年10月に発売された『ソニックスーパースターズ』では開発チームのスケジュールやタスク管理、クオリティチェックのほか、米国市場の窓口であるセガ・オブ・アメリカ(SOA)と連携し、文化や習慣を考慮してその国のユーザーに適した翻訳を行うローカライズの管理も担当しています。
入社以来、さまざまな規模感のプロジェクトに参加しました。知識や経験がない業務も「任されたことは何でも楽しんでみよう」と業務に取り組んできました。チャレンジングな作業も多々ありましたが、セガの頼もしい先輩方にサポートいただき、くじけず進められたことは自身の成長にも大きくつながったと感じています。一方で私の海外経験がプロジェクト進行の助けになることもあるため、日々仕事にやりがいを感じています。
私は小学校まで欧州のルクセンブルクで過ごし、ゲームが大好きだったので、いつかゲームの制作に携わりたいと考えていました。「ポケットモンスター』が流行ったときには、外国人が持つ日本人のイメージが一変し、ゲームの持つ底知れぬ力を目の当たりにしました。当時、欧州で多く目にしたゲーム会社の名前がゲームセンターの筐体に書かれた「SEGA」でした。たとえ私がどこで仕事をしていてもセガにいればゲームを通じて友達とつながっていられるかも、と入社を決めました。セガに入ったら、いわゆる想像するような社会人とは違って、社員皆がとにかく楽しそうにゲーム制作に取り組んでいて驚きました。
楽しさが世界中の人に共感してもらえるゲーム開発の醍醐味
海外で生まれ育ち、帰国後も自由な校風の学校で過ごした私が苦労したのは、働き方含め日本の文化を理解することでした。グローバルにゲームを展開するセガにおいて、国際的な知見や経験は武器になります。たとえば文化や宗教の違いによっては、普段当たり前と思っていることもそうでなくなることが多くあります。わかりやすい例として、各宗教によって『祈り』の有無や方法、内容、対象が違います。グローバル展開のタイトルでは国や地域によってこういった宗教表現に規制や抵抗がある場合があるため、慎重に調査や実装を行う必要がある一方、「差異がある」ことに気づくことも重要です。しかし、こういったことを気にしすぎると当たり障りのなさすぎるゲームが生まれてしまうのが、国際化(カルチャライズ、ローカライズ)の難しいところです。
自分が作ったものを通じて、世界中の人と「楽しい」「かなしい」「おもしろい」という感情の共有ができる仕事は、ほかにはなかなかないと思います。「東京ゲームショウ」で、初めて携わったゲームの試遊台に行列ができたとき、長年ずっと注目してきたゲーム実況者に『ソニックフロンティア』を取り上げてもらえたときの感動は忘れられません!
多種多様なクリエイターの対話からセガのアイデアは生まれる
セガにはゲームを魅力的に思う様々な出自の人が働いていて、それぞれの興味を持ち寄って「こういうものがあったらいいね」と対話から新しいアイデアが生まれる文化があります。様々なスキルとノウハウを持ったプロフェッショナルが集結し、世界的なタイトルに関われるのがセガの強み。自由な社風で、個々人を尊重した働き方ができると感じています。セガというまたとないフィールドで、たくさんの人と意見交換、切磋琢磨しながら世界中で話題になるゲームを作りたい方に、ぜひ加わってほしいですね。私もさらに経験を積み、セガの海外のグループ会社と開発を一緒に行い、彼らの考え方を学んだうえで、新たなゲーム開発に挑戦していきたいと思います。
10:00 始業。米国の担当者との定例会議でプロジェクトの進捗を確認。
11:00 外部の開発会社との定例会議でプロジェクトの方針を決定。そのほか、業務の相談、進捗状況の確認を行う。
12:30 昼食。日替わりのキッチンカーが楽しみで、火曜日はパエリア、木曜日は唐揚げが最近の定番。
13:30 メールやチャットへ返信。資料の作成などを行う。
15:00 広報・マーケティング部との定例会議。
16:30 コーヒーとお菓子で一息ついて作業再開。
19:00 終業。帰宅して、家で作った夕食を食べながら友人とゲーム。
STAFF INTERVIEWS