株式会社セガ -【SEGA CORPORATION】

JUNIOR EMPLOYEE

若手社員インタビュー

デザイナー 小川

表現を模索して辿り着いたゲームデザイナーの道

美術系の大学で油絵を専攻。コンセプトから考えて空間を使った表現を模索するなかで立体的な表現に興味が湧き、卒業後は専門学校で3DCGについて学びました。身につけたデッサン力や油絵・3DCGの表現力を活かして背景に携わる仕事に就きたいと考え、就職活動はゲーム業界と映像業界に絞って行うなかで出会ったのがセガです。
セガは『ソニック』や『龍が如く』シリーズにおいて3DCGでクオリティの高い作品をつくっていて、面接で出会った方々からクリエイティブな部分を大事にしていて、モノづくりの熱意が伝わってきたのを覚えています。ゲームにそこまで詳しくなくても、制作するうえで大切にしたいことが同じなら、モチベーション高く仕事をしていけると考えました。

入社後は『龍が如く』シリーズの背景を担当しています。『龍が如く8』では初めてカフェのデザインを一人で手がけました。このシリーズではタイアップしている実在の企業の店舗とオリジナルの店舗が混在しているのですが、私が担当したのはオリジナル店舗のデザインです。「カフェ ソラマメ」という店名だけが決まっていて、プランナーから渡されたイメージ写真と、ゲームのストーリー、登場人物の設定から想像力を膨らせてデザインに取り組みました。

ユーザーのダイレクトな反応がモチベーション

カフェの取材にも行き、キャラクターの台詞からモチーフを探し、先輩に相談してよい反応が得られたアイデアをデザインに反映させてゲームの世界観を作り上げていきました。コーヒーにこだわりのある店として焙煎機や小物を置いたり、ストーリーを象徴する怪しげな植物を配置したりして、ボタニカルデザインに仕上げたのもその一環です。

今回のプロジェクトを通して、ゲームデザインはキャラクターの導線を意識した構図や、背景・キャラクターを引き立たせるライティングなど、ゲーム全体へ目配りが不可欠であることを実感。ゲームが完成し、自分がデザインした舞台でストーリーが進行してキャラクターがいきいきと動いていたのには感動しました。

自分の制作したものがゲームを通じて世界中に届けられることがこの仕事の一番の魅力です。リリース後に、実況動画やブログなどを通じてゲームを楽しんでくれているユーザーの方々のコメントを読むことも仕事へのモチベ―ションになっています。

ゲームならではの表現を追求し、遊びの可能性を提案したい

さらにデザインのクオリティを高め、ゲームならではの新しい表現方法を追求して、遊びの可能性を広げられるデザイナーになりたいと思います。

セガではアイデアが面白ければ時間がかかっても挑戦させてくれる文化があり、何気ないクリエイターの一言がきっかけでゲームの要素が広がることも多いです。一人ひとりの考えを尊重し、オリジナリティの高いものを制作できるので、クリエイターにとってやりがいのあるフィールドです。私は入社前にたまたま3DCGについて学んでいましたが、『龍が如く』ではムービーシーンが多く、ゲームはしないけれど映画はよく観るという先輩もいます。研修の機会も多いので、現時点ではそこまでスキルがなくても、作りたいものや表現のこだわりを伝えられるように準備しておけば大丈夫ですよ。


※当インタビューは入社2年時に取材した内容となります。

SCHEDULE

10:30 出社。朝礼で業務の進捗を報告。

11:00 背景のデザイン作業を開始。

12:30 昼休憩。社内食堂でイベントに合わせたメニューが提供されるのが楽しみ。

13:30 チームの定例会議。各自の進捗状況を確認。

14:30 背景の制作を再開。先輩にアドバイスを求める。

20:00 退社。早く終わるときは同期や同じチームの先輩と食事に行くことも。