株式会社セガ -【SEGA CORPORATION】

JUNIOR EMPLOYEE

若手社員インタビュー

サウンド 髙島

趣味の創作活動が学びとなって、今の仕事に結びついた

サウンドクリエイターになりたいと思ったのは中学生の頃です。高校生になってからは、実際に作曲活動を始め、そのうち何曲かはYouTubeに投稿もしていました。
私の作曲は、ファンタジー系のゲームの世界観が元になっています。そのため、「将来はゲーム業界で働きたい!」と早い段階で思っていました。
もしサウンドクリエイターが難しくても、CGや映像の分野で制作に関わりたいと考えて、大学は、曲、映像、CG、プロジェクションマッピングなど、広く創作に関わることが学べる学校を選びました。授業以外でも絵を描いたり、3Dモデリングを制作したり、自分でゲームを作ったりしていたので、「創作活動のための勉強」という側面が強かったかもしれません。
当たり前ですが、ゲームは曲以外に、3Dモデル、映像なども含めて1つの世界観を構築しています。作曲以外にも、グラフィックに関わる知識やツールが頭に入っていることで、作品は全く違う仕上がりになります。自分の創作のためではありましたが、結果的に全て今の仕事の役に立っているなと感じています。
セガとの出会いは、学生時代のアルバイトです。その時は、作曲と音ゲー用に曲の尺をカットする作業をしました。「プロはここまでツールを使いこなしているんだ」と感動したと同時に、みなさん丁寧に教えてくださったことが印象的で、「この会社で働きたい!」と思いました。

映像と音が合わさって1つの世界が出来上がる楽しさ

私が所属しているサウンドセクションは、コンシューマやアーケードなどのサウンドを担当する人が集まり、様々な事業部と関わりながら、それぞれのプロジェクトに携わる部署です。
その中で、私は効果音の制作をメインに、仮歌の歌唱などもしています。仮歌とは、歌手の方に歌っていただく前に、音程やニュアンスを確認するため、人の声を入れる作業です。
サウンドクリエイターは主に作曲することをイメージしていたので、こういった仕事もあるのかと驚きました。まさか自分が歌うことになるとは思わなかったです(笑)。

効果音は、仕様書の言葉だけでゲームの状況を汲み取り、複数の音を組み合わせながら作っていきます。例えば、「バシュッ」という音があるとして、「バ」と「シュ」にはどんな音の組み合わせがあるかを考えます。短い音ですが、仕様に合わせて様々な音を構成していくので、実は効果音制作と作曲の工程は似ていると思います。
考えることが多いので効果音作成は大変なのですが、その分、デザインやモーションに音が乗った時にはやりがいを感じます。「ゲームを作っているんだ!」という気持ちになって嬉しくなりますね。

高い技術力と共有する環境がサウンドチームの強み

セガのサウンドチームは、一人一人の技術レベルが突出しているなと感じます。これまでは、担当プロジェクト以外のサウンドメンバーと顔を合わせる機会は多くありませんでしたが、最近では幅広いメンバーとお話しする機会が増えてきました。知らないことを先輩方からどんどん吸収して、セガのサウンドにもっと活かしていきたいなと思っています。
教育環境が整っていることは、セガの良いところだと思います。わからないことがあっても、聞けばすぐに教えていただける頼もしい先輩方がそばにいるのは心強いです。
きちんと技術や知見が共有されている点も大事ですね。とても素晴らしい技術や成果物がサウンドチームにはあるので、もっと多くの方々に知ってもらえるように、常に良いものを出せるよう研究していきたいなと考えています。

もしかしたら、曲作りを仕事にできるなんて考えられない人もいるかもしれません。私も初めは不安でした。
ですが、セガではたくさんの人と一緒に曲を制作していくので、今では自分がやりたかったことに挑戦できて、しかも楽しくクリエイターとして仕事をすることができています。サウンドクリエイターを目指している方には、ぜひ前向きに挑戦する気持ちを持ってもらえたらと思います。


※当インタビューは入社3年時に取材した内容となります。

SCHEDULE

10:00 出勤。メール・チャットを確認。

11:00 制作作業開始。チャットで連絡があれば対応。

12:30 お昼の休憩。ランチ後は仮眠を取り、午後に備える。

13:30 制作作業開始。午後のメールも確認します。

17:00 定例ミーティング。別プロジェクトのチャット対応。

19:00 次の日の仕事を確認して退勤。家では趣味の曲作りやゲームをすることが多いです。